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厳島 (防護巡洋艦)[いつくしま]
厳島(いつくしま)は日清戦争及び日露戦争で活躍した旧日本海軍の防護巡洋艦である。1891年9月3日竣工し、第一種に編入。1898年3月21日、二等巡洋艦に類別された。「三景艦」と呼ばれた松島型防護巡洋艦の二番艦である。 == 概要 ==
建造にいたる経緯については、松島を参照。主砲であるカネー社製32cm(38口径)単装砲は、松島と違い前部甲板に据え付けられたため、艦形としては収まりがよい。また、副砲以下の装備についても若干相違がある。 日露戦争では第三艦隊旗艦として活躍し、日本海海戦においてバルチック艦隊発見を受電して急行、その後バルチック艦隊と並走して東郷平八郎司令長官に向け、正確な位置、隊形、針路などを詳細に通報し、海戦の前座を見事に務めた。 なお、松島型二番艦とするのが普通であるが、松島より先に起工、竣工しているため、厳島型と呼ばれることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「厳島 (防護巡洋艦)」の詳細全文を読む
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